今年の小正月には「どんど焼き」を見に近くの神社に行き、節分には家で豆まきもした。幼いころに戻ったような感じだった。さわやかな気分がした。
私は農村で子供時代を過ごしたからか、農家がそのつど行うさまざまな行事を経験してきた。それらの行事は農作業と不可分であり、季節の推移と並行している。なかでも節分は好きな季節であり豆まきは楽しかった。日差しが少しづつ長くなり、寒い冬から春に向かうまさに「節分」は季節の推移そのものの祭りだからだ。正月や盆にはどちらかというと宗教や為政からの色づけされた感じがあるが、節分にはそれがない。いわゆる既成の政治や宗教とは直接には関係がない。春待つ季節という自然感覚しかない。そこがいい。
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