今年は七月から九月半ばまで異常気象に見舞われ、それが社会に影響を及ぼしているような気がして、このところその変化に注意を払ってきた。私の個人的な直感のようなものだが、1990年頃から、大まかに言えば、二十一世紀を境に社会は大きな転換期を迎え始めたように思う。歴史の流れは結果的にしか認識できないが、このところその変化の兆候がはっきりしてきたことは間違いない。特に気象の変化は著しい。それに従うように世相も大きく変化しつつあるように感ぜられる。その変化に気を取られ、このところ自分の居場所について忘れがちになっていた。ブログも長いこと休んでいた。この夏の猛暑のせいもあるが、何か思想経路を遮断されていたようなところがあったのだと思われる。これから自然、特に地球全体に広がるこれまでにない気象現象の到来と歴史における新たな枠組みの再編成の時代を見つめていきたいと思う。ネットによる迅速な情報伝達による、世界の抽象的なグローバル化という自体に逆比例する形で、小さな民族の独立再編成としての退化するナショナリズムとでも言えそうな動きが始まったことは間違いない。そのような時代へと転換していく様子を注意深く見守っていきたい。実はそんな悠長なことを言っている余裕などないのだが、少なくとも現在歴史的な大転換期に突入したことははっきりと自覚しておかなければならない。これから、自然現象においても歴史の動向においても、今何が起きても不思議ではないほど逼迫した状況にあることを肝に銘じておきたい。 Read More →