立春が過ぎたというのに、寒い。ここにきて「春は名のみの、風の寒さよ、、、」と感じた人は多いと思う。それにしても、昨今の気象の変化にはどこか異常に感じるところがある。地球自体に変化が起き始めているようにさえ感ずる。しかもその変化は社会の、文化の、言語の変化と何処か連動しているのではないか、と思われる。というより、人間そのものがこれまで「人間」という名前で呼んできた、その何かに変化が起き始めているのではないか、とさえ感ずる。はっきりした具体的な根拠があるわけではないが、どこかで「人間」という名前はそろそろ返上する時が来ているのではないかとさえ、最近強く思うのである。そこまで言わなくても、現在の世界情勢、現今の日本社会の動きを見ていると大きな変化、質的な変化が起きていることは確かである。変化自体もさることながら、問題はその変化に対する判断が難しいことである。
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