「対の効果」とは聞きなれない言葉だと思います。ここで言う「対の効果」とは、ある芸術家の作品、ここでは絵画を主として考えていますが、一人の作家の作品を2点「対」にして同時に展示すると、さまざまな効果が現れるといった意味です。一人の作家の異なった作品(作品の内容、表現手段、制作年代などが異なる)2点を同時に比較して見ると、その作家の資質や目指しているものが、一点だけを見るときに比べて、驚くほどよく見えてきます。絵画を見る新たな面白さが発見できると思います。そこで、「対」になっていることの意味を意識的に見ることが大切です。この「対の効果」という事実は絵画だけではなく、あらゆる表現芸術に妥当するように思われます。そこを見ていただきたいと考え、この展覧会を企画いたしました。

One Thought on “「対の効果」展2011年1月11日より

  1. 橋本 光雄 ・ 順子 on 2011年1月18日 at 5:20 PM said:

    井口 正俊 様
     お久しぶりです。今日初めてホームページ開きました。あなたが生涯かけてズーッと求めてきたものが「日時計の丘」の中にあるような気がしました。遠いですが機会があったら家内を連れて訪れたいと思います。
               〒36-0111 伊那市美篶8975-1
                        橋本 光雄・順子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation