昨日、ずっと探していた古い雑誌がみつかった。いろいろな雑誌が積み重ねてある書架ではなく、音楽会のパンフレットやプログラムを入れてある箱の中に入っていたのである。そこで私が考えたことは、本と雑誌の違いはどこにあるのだろうか、ということだった。探していたのが書籍だったら本棚を探せばとっくに見つかっていたはずだからである。本でもなかなか見つからないこともあるが、雑誌は薄いものが多く見つけにくい。しかも読みたい記事がどこに載っているかわからない場合は、図書館に行ってもなかなか見つからない場合が多い。内容はなんとなく覚えているが記事の題名や著者名がはっきりしない場合などお手上げである。あの記事には今自分が考えていることと深く関係していたことだけは確かだ、読まなければならない、という焦りが先立つ。時間が経つとまた忘れてしまうこともあるが、あの記事は読まなければという意識だけは残っていたのだ。それを読んで、やはり重要なものだったことを再確認した。それにしても、私は雑誌は苦手らしい。
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